とりとめなし

自己満足雑記

綺麗だね、はセクハラか

悪気のある人は自覚しているから改善の余地が少しはあるかもしれない。

でも、悪気のない人は厄介だ。

 

わたしの上司は悪気のない側の人間で、セクハラやパワハラの何がいけないのかわかっていない。

 

 

例えば、「今日も綺麗だね」と言う。

嫌味のつもりではないし、本心で思っているわけでもない、ただのコミュニケーションのつもりなのだろう。

 

お世辞にもわたしは美人ではない。

 

 

ただ若い女なだけ。

 

若い女には綺麗と言えばいいとでも思っているのか。

 

 

他人はきっと、ただのコミュニケーションなんだし、傷付けるつもりじゃないし、それくらいで目くじら立てるなんて、と言うだろう。 

 

 

しかし、他人にとってはどんな些細なことでも、毎日のように繰り返されると気づかないうちに心に小さな傷を作っていく。

なぜ嫌なのかと言われてもうまく言語化できない。からかわれているように感じる、というのが近いけどそれだけではないと思う。

 

 

男性に対してわざわざ「今日もカッコいいね」とは言わない。

年の離れた女性とのコミュニケーションの取り方が分からずとりあえず言っている程度のことなのだろうと思う。

 

 

だから、嫌だと言っても、説明してもたぶん理解してもらえない。

実際、嫌だと言ったことがあるが、なんで?ほめてるだけじゃん、と言われて何も変わらなかった。

 

 

上司の機嫌を損ねて困るのは自分だから機嫌を損ねないように嫌なことでも笑ってやり過ごす自分が嫌になるというのもある。

 

 

わかりやすいセクハラなら訴えるとか、コンプラに相談するとか、行動を起こすこともできるかもしれない。

 

しかし、綺麗だね、のように話を聞くだけでは悪意を感じずに(たぶん悪意無しに)言われて積み重なっていることは行動を起こしづらい。

 

そんなことで、と言われるんじゃないか。

上司にバレたらわたしがやめさせられるんじゃないか。

 

そうして、今日も笑ってやり過ごす。

 

 

笑ってやり過ごしてしまうから、こいつは何言ってもいいと思われるのかもしれない。

やり過ごすのが大人だと思っていたけれど。

 

 

ただ、

 

やめるときには最大限上司に仕返ししてやろうと作戦を練っている。